iPod touchの通信環境の強化(XP経由でネットを使う)

iPhoneを日々うらやましく思うこの頃。
いつも重たいPCを持ち歩いているのでちょっと頑張ってアドホックを利用してモバイルをしてみました。一番の驚きはPHSは地下鉄(電車の中移動中)でも使えるんだって事。
 ホットスポットなどの無線LAN経由ではなくPCのダイヤルアップ経由での通信方法です。ちなみに無線LANが使えない(ipod touchがつなげない)けどPCに有線LANを接続出来るなどの場合にも有効です。その際にはダイヤルアップ接続の箇所を有線LAN(ローカルエリア接続)と読み替えて下さい。

2009/01/21 追記

暫く使用していましたがなかなか実用的というにはほど遠いような気もしてきました。何よりPCの電源を入れておかなければ行けない点とダイヤルアップの設定をしないと行けないとこがメンドクサイです。やっぱり専用の端末が欲しいと思いつつもない袖は触れないのでちょっとだけ便利にするように追記

更新履歴

  • 2009/01/14 初版
  • 2009/01/21 追記

条件

  • PCを持ち運んでいる事(ThinkPadを使用)
  • 通信装置を持っている事(AirH'を使用)*1

方法

PCとiPod Touchアドホックで接続する

以下はThinkPad付属のユーティリティでの画面す。一般的なWindowsXPVistaの場合にはこちらの記事も参考にして下さい。WindowsXPノートPCとiPod touchで無理矢理ネットする


接続の種類を「Adhoc」にする事。ネットワークを暗号化するか否かは任意でかまわないです。


IPアドレスの体系はXPの場合にはこの通り固定で設定します。これ以外の場合にはうまくいかないと思いますので注意して下さい。


iPod Touch側でも同様に設定を行います。ルータの指定先に先ほどの無線LANIPアドレスである(192.168.0.1)を指定します。DNSの設定はダイヤルアップ後のDNSの設定を記載します。*2

PC側のインターネットを共有化する

ダイヤルアップの設定を変更します。

ホームネットワーク接続に先ほどの無線LANを選択する様にして下さい。これで無線LANに接続された先のPC(この場合にはipod touch)からインターネットに繋がる事が出来るようになります。

PC側の省電力の設定を変更しサスペンドしないようにする



電源系で変更したのは、まずはディスプレイを閉じてもサスペンドにならないように設定しています。継ぎに、HDDやディスプレイを止める事。また逆にサスペンドにしたいときには電源ボタンで選択が出来るように変更しました。これで通信した状態でディスプレイを閉じても問題なくネットが出来ます。

自動的にダイヤルアップをする (2009/0/1/21追記)

サービスに「Remote Access Auto Connection Manager」があるのでこの機能を利用します。通常で停止ている場合には、コマンドプロンプトより「 net start rasauto 」と入力することで開始が出来ます。
いちおうこの設定で自動的にリクエストがくるとダイヤルアップが開始されます。

AirHを抜いている状態や何らかの都合で通信が出来ない場合等、普段ネットワークに接続できる環境にいる際にもリダイヤルされてしまうので非常に五月蝿くなります。都度都度 net stop rasauto とするのも面倒な状態*3

結果

地下鉄日比谷線茅場町から北千住までの間)、JR常磐線で通信が正常に行えていました。地下鉄の駅構内では自動的にHotSpotに接続されているため良い感じで使えたのでなかなか好印象でした。
バッテリーはほぼ時間通りの減り具合でした。通常の状態で2時間半程度持つのですが1時間ちょっとの移動で残もその程度の減り具合でしたので2時間迄の移動であれば耐えられるのかなと思います。

やっぱりiPhone欲しいなぁ、と改めて思った反面、ipod touchでもいいか、と。

今回使用した機器は会社の備品なのであまり自由がきかないのでこの先は分からないが当面は「どこでもWi-Fi」が早く出てきて欲しい。

*1:最近だとイーモバイルの端末であれば快適に出来そうですね。個人的には地下鉄等でどの様な電波状況かが気になります

*2:これは色々やり方あると思うのですが

*3:きっとネットワーク切り替えツール等でコマンド実行すれば良いのだと思いますが